うつ病になってしまったら(休職・通院〜入院まで)

hospital-mental-health
  1. 傷病手当金の申請手順
  2. うつ病は通院してどのくらいで治るのか?
  3. 回復後どのような流れで職場復帰するか?
  4. 入院が必要なケースとは?
目次

傷病手当金の申請手順

傷病手当金の制度内容

傷病手当金とは?

傷病手当金は、病気休業中に会社が所属する健康保険組合の被保険者(従業員)とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者(従業員)が病気や怪我のために会社を休み、事業主(会社)から十分な収入を受けられない場合に支給されます。

どのくらいの期間もらえるの?

支給を開始した日から通算して1年6ヶ月までです。

どのくらいの金額がもらえるの?

支給開始日以前の継続した12ヶ月間(この場合会社で1年以上働いていることが前提です)の各月の標準月額を平均した額に対して➗30日✖️2/3の金額が毎月支給されます。ただし受給中に途中で出勤するようになってお給料が発生したらその分差し引いて支給されます。

どうやって申請すればいいの?

まず会社から申請書を自分宛に郵送してもらいます。申請書には本人、会社、医者が記入する欄があるので、まずは通院している病院へ申請書を持っていき、自分も記入したら会社側に返送する流れとなります。

sasha5656

私はずっと不安定だったので傷病手当金は1年6ヶ月間支給してもらいました。

うつ病は通院してどのくらいで治るのか?

自分に合った薬を飲んでいるかどうかがキーポイント

抗うつ剤は飲み始めてから効果が現れるまで2週間ほどかかる

急いで治したい持ちはわかりますが、睡眠導入剤と違って抗うつ剤は効果を実感するまで2週間ほど時間がかかります。それまでにまず薬の副作用に悩まされる可能性がありますので、休んでじっくり待ちましょう。

1ヶ月経って気持ちが安定してきた場合

頭がぼんやりしていたり何もやる気がなくなっていたりする場合があるので、家で家事の手伝いなどをして規則正しい生活が送れるか確認しましょう。

回復してきている実感がない場合

残念ながらその薬は自分に合ってないものと捉えて、通院している医者にその旨を伝えましょう。医者は抗うつ剤を自分で飲んだことはなく、薬の情報だけしか見ていません。薬の種類もたくさんあるので、いろんな薬を飲んで自分で体感するしかないと割り切って処方してもらいましょう。

sasha5656

私は抗うつ剤を飲んでもう大丈夫だと自信満々になってきても、急に落ち込むパターンを繰り返していました。

回復後どのような流れで職場復帰するか?

デイケアと作業療法、リワークの3ステップが存在する

デイケアとは?

生活リズムを回復したり、集団行動に慣れたり、家で面倒を見てもらっている家族の負担を減らしたりするために設けられた病院の通所型リハビリテーションの施設です。料理ができなかったり、まだ途中で横になりたくなってしまうくらいの体調であれば、病院のデイケアに通うことをお勧めします。

作業療法とは?

規則正しい生活を送れるようになってきているが、自分の趣味や何か単純作業に一定時間集中するほどの能力が回復していないと感じている人は、病院が開設している作業療法プログラムに参加することをお勧めします。手工芸や書道、絵画、脳トレ、パズルなど自分の興味に応じて自由に選べます。

リワークとは?

職場復帰を目的としたプログラムに参加することとなります。通勤も想定して毎朝決まった時間までに作業所まで通い、指定された課題に取り組んだり、グループミーティングを通じて他人との関わり方を学んだりすることになります。また、病気の再発防止のために自分の考え方のクセを知る講座(集団認知行動療法)なども存在します。

sasha5656

ここまでできるようになったら会社側と復職について相談しましょう。

入院が必要なケースとは?

薬のせいで自分も家族も振り回されることになります

休職して半年経っても気分が安定しない場合

休職して半年経つと、職場復帰するか、会社を退職するかを選ぶ時期になってしまうかと思います。これを機に通院ではなく入院を選んで会社も辞めるかどうか家族と話し合った方がいいでしょう。家族も休職を決めた時とあなたの印象が変わって見えているかもしれません。

うつ病ではなく躁うつ病かもしれません

私の場合、抗うつ剤を飲んで急に気持ちに自信が持てるようになっても、日常生活で何か些細なことに失敗したら急にすごく落ち込んでしまう傾向がありました。突然怒りっぽくなったり、突然悲観的になったり、もう大丈夫だと言ったり、抗うつ剤も色んなものを試していたりしていたので、家族も驚き疲れているようでした。

sasha5656

家族と離れるのは心細いかもしれませんが、自分が良くなるためにも入院して医者やスタッフに助けてもらいましょう。

いかがでしたでしょうか。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
目次